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ブレーキの点検方法

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ブレーキの日常点検

ブレーキの日常点検

日常点検項目(点検整備推進協議会)

エンジン・ルームを点検

  • ブレーキ液の量
  • ウインド・ウオッシャの量
  • バッテリ液の量
  • 冷却水の量
  • エンジンオイルの量

車の周りを点検

  • タイヤの空気圧
  • タイヤの亀裂・損傷・異常摩耗
  • タイヤの溝深さ
  • ランプ類の汚れ・損傷、点灯・
    点滅作動状況

運転席に座って点検

  • ブレーキペダルの踏み代と
    低速からのブレーキの効き(鳴き)
  • パーキング・レバーの引き代
  • ウインド・ウオッシャの出具合
  • ワイパのふき取り状況
  • エンジンの掛かり具合と異音
  • 低速でのエンジン運転状況と車の
    加速状態

ブレーキに関する項目①、⑩、⑪の詳細は、下記をご参照ください。

1. ブレーキ液の量の点検

ブレーキ液の残量

エンジンルームをのぞいて、マスターシリンダーのリザーバータンクを観察します。
ブレーキ液レベルが「MINI」を示している時はブレーキ液の漏れ、パッド・ライニングのフル摩耗などが考えられます。
なお「MINI」になったからといって、原因も調べず、そのままブレーキ液を注ぎ足すことは絶対にやめてください。パッドを交換し、キャリパーのピストンを元に戻した時、ブレーキ液がタンクからあふれる原因になります。

2. ブレーキ・ペダルの踏み代と低速からのブレーキの効き(鳴き)の点検

パーキングブレーキレバーの踏み代

エンジンをかけ、そのままブレーキ・ペダルを数回踏みこんでください。
通常と比べて床板とペダルの隙間が短いとか踏みこたえが柔らかい場合は、ブレーキ液の漏れとかエアー噛みが予想されます。(なお最近のブレーキ装置は自動間隙調整機能があるため、パッド・ライニングが摩耗しても、床板とペダルの隙間はほとんど変わりません。)
異常がなければ、低速で軽くブレーキをかけ効き具合(鳴き)を確認しましょう。効きが甘い時、鳴きが多発する時は、ブレーキ作動不良、パッド劣化、ブレーキ液漏れ等の原因が考えられますので点検を行いましょう。

(参考)

踏み代はローターの振れ、パッド・ライニング偏摩耗等によってもかなり違ってきます。但し、この変化はユックリおきるため、間隔の短い日常点検ではなかなか気が付かないのが普通です。

3. パーキング・レバーの引き代の点検

ブレーキペダルの踏み代 鳴きの有無

車をとめ、エンジンを切って、パーキング・レバーを力一杯引いて(あるいはパーキング・ペダルを踏んで)ください。
通常と比べて、ストロークが長い(短い)とか、引きこたえ(踏みこたえ)が柔らかい(硬い)場合は、ケーブルの作動不良・劣化とかパッド・ライニングの偏摩耗などが予想されます。
このパーキング・ブレーキは駐車機能のみならず、常用ブレーキ(フット・ブレーキ)が破損した場合の非常ブレーキの役目も果たしていますので(最後の命綱です)点検は十分に行ってください。

点検、不具合対処、交換を行う際は、注意事項を守って作業をしてください。
なお、専門の業者に頼らずに、ご自身で実際の作業を行われる場合は、ご自身が責任を負うことになります。
ご注意ください。

危険注意事項を守らないと、ブレーキの制動不能を生じ、お客様の死亡や大けがなどの人身事故が生じます。

警告注意事項を守らないと、ブレーキの制動不能や低下を生じ、お客様の死亡や大けがなどの人身事故の原因につながります。

注意注意事項を守らないと、お客様がケガをされたり、物品に損害を与える原因となります。