パッド交換 | 2−2.浮動型キャリパー |

(1)スライドピンボルトを取外す (工具C、または工具H) 下側のスライドピンボルトをゆるめ、抜取る。 |
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(2)キャリパボディを持上げ、吊す キャリパボディが持上がらないときは もう一本のスライドピンボルトをゆるめ抜取る。 持上げたキャリパボディは針金等で 吊す。 |
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注意 | ブレーキホースを引張ったり、ねじったりして傷をつけないこと。 | |
(3)パッドを抜取る | ||
(4)パッドからシムを取外す シム類など付属部品の装着位置を覚えておく。 取外し式のセンサーがあれば、外す | ||
(5)ピストンを戻す(工具A、または工具F) ピストンを奥までいっぱいに戻す。 このとき、リザーバタンクのブレーキ液の レベルを確認して、あふれないよう注意。 |
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注意 | シール類を傷つけないこと。 | |
(6)キャリパボディを清掃する パッドが入っていた所の汚れ、摩耗粉 を布きれ等で清掃する。 取外したシムのパッドに当る部分も清掃する。 ピストンの反対側でキャリパーがパッド を抱く部分も清掃する。 |
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(7)鳴き止めグリスを塗布する (グリスE、またはグリスI) 下記の箇所に薄くのばして塗布する。 ・パッド裏板(鉄板面)とシムの合わせ面 ・シムが2枚重ねの時は、シムとシムの 合わせ面 ・シムのピストンが当る部分(丸く) ・パッド裏板のキャリパが当る両側部分 |
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(8)パッドにシムを元の位置に取り付ける | ||
(9)取外し式摩耗センサーが、ある場合は、 元の位置に取付ける | ||
(10)パッドを組付ける | ![]() | |
警告 | パッドおよびディスクローターの摺動面に油脂類を付着させない。 | |
(11)キャリパボディを元の位置に戻す |
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警告 |
ゴム類を傷つけないように組付ける。 ゴム類が巻込まれてないか確認。 | |
(12)スライドピンボルトの締付け(工具D) | ![]() | |
危険 | 規定トルクで締付ける。 トルク値は、整備マニュアル参照。 |
交換後、必ず、取付後確認作業を行って下さい |